今日紹介する英語イディオムは、smoke and mirrorsです。smokeは「煙」、mirror(s)は「鏡」ですが、合わせると全く違う意味になってしまうのがイディオムですよね。
smoke and mirrorsの語源は、マジシャンが手品に煙や鏡をよく使うことから来ていますが、なんとなく意味が想像できたでしょうか?
smoke and mirrorsの意味
smoke and mirrorsの意味は
smoke and mirrors:
an explanation or description that is not true or not complete and is used to hide the truth about a situation(Cambridge Dictionary)
=状況についての真実を隠すために使われる、偽りもしくは不完全な説明や表現
もう少し簡潔に言うと
elaborate deception or pretense(Collins Dictionary)
=巧妙なまやかしや見せかけ
とあります。smoke and mirrorsはよく「まやかし」「(巧妙な)偽装」「カモフラージュ」と訳されます。
このイディオムでは、mirrorは常にsをつけて複数形で使われます。
友人とのエピソード
実はこのイディオムを教えてくれたのは、オーストラリアに来て大学で最初に出会った友人の一人で、マーケティングの仕事の話をしている時でした。その友達は自分の仕事はとても楽しんでいるものの、マーケティングのネガティブな側面も感じることがあったそうで、こうコメントしていました。
”You gotta be careful. In a way, marketing is all about how to make the products and company much better and attractive. Sometimes companies present numbers in a way that’s deceitful. It’s just smoke and mirrors.”
「気を付けてね。マーケティングはある意味、商品や会社をいかにより良く魅力的に見せられるかが全て。時々だますような感じで数字を載せている会社もあるから。そんなのただのまやかしだよ。」
彼女は仕事柄、虚偽の数字は載せていないものの、見せ方が詐欺っぽいなぁと感じるようなマーケティング素材をたくさん見てきたといいます。確かに、数字もどこを切り取って何と比較するかで見え方は大きく変わりますよね。このように、巧みな見せ方をして相手の印象を操作するような時に、smoke and mirrorsというイディオムがぴったりだそうです。

マーケティング業界だけでなく、政治のニュースなんかでもsmoke and mirrorsって使われているのを見たことがあります
例文で使い方をチェック
例文1
Don’t trust those ads. They’re all smoke and mirrors.
そんな広告信じたらだめだよ。みんなまやかしだよ。
例文2
The risk assessment report turned out to be nothing but smoke and mirrors.
そのリスク評価報告書は結局のところ、カモフラージュでしかなかった。
*nothing but ~ 「~でしかない」
例文3
The flashy office decor and luxurious perks of the company are just smoke and mirrors to mask the toxic work culture.
その会社の派手なオフィスの装飾とか贅沢な福利厚生は、ブラックな社風を隠すためのただのまやかしだよ。
おまけ:広告で見かけたsmoke and mirrors
最近ラジオの宣伝でこんなのを聞きました↓
例文4
Are you tired of smoke and mirrors? Our price includes all fees such as …, no extra cost!
カモフラージュ(された価格表示)にうんざり?私たちの価格は…などの価格全て込み、追加料金一切なし!
何の広告だったか忘れたので”…”の部分は忘れましたが、このイディオムにぴったりな場面ですね。
まとめ
smoke and mirrorsは「まやかし」「(巧妙な)偽装」を意味する英語イディオムで、広告やビジネスの場面で「本質を隠して良く見せている」ときによく使われます。日常会話からニュースまで幅広く登場する表現なので、ぜひ覚えて使ってみてください。



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