Cookieと言えば、おやつのCookieですが、今日はCookieを使って人の性格を表現する英語を紹介します。
紹介する英語表現は、tough cookieとsmart cookieです。
硬いクッキー、賢いクッキー…? どういう意味でしょう?
Cookieを使った英語表現1: tough cookie
英英辞書によると、tough cookieとは
tough cookie:
a person who is able to deal with difficult situations and not be easily defeated, frightened, or upset (Cambridge Dictionary)
「困難な状況にも対応することができ、簡単には打ち負かされたり動じたりしない人」
ずばり「タフな人」のことを言います。しかし、一言で「タフな人」と言っても、このtough cookieという英語表現にはポジティブ・ネガティブどちらのニュアンスもあり、どちらのことを言っているのかは文脈で判断する必要があります。
Tough cookieのポジティブなニュアンス:「気丈な人、芯が強い人」
上で書いた英英辞書の意味そのままですが、褒め言葉としての「タフな人」という意味です。精神的・肉体的にタフな場合のどちらにも使うことができます。
男性に対しても使えますが、どちらかというと女性に対して使うほうが多いです。
例文1
The new store manager is still very young, but she’s a tough cookie.
新しいストアマネージャーはまだとても若いけど、気丈な人だ。
例文2
Our kids are tough cookies. They’ll be able to manage by themselves.
私たちの子は強い子だよ。自分たちでなんとかできるよ。
例文3
You have to be a pretty tough cookie to work as a team leader while juggling housework and parenting.
家事と子育てを並行しながらチームリーダーとしても働くためにはタフにならないといけないね。
ちなみに、ポジティブのニュアンスのときはa tough cookie以外にもone tough cookieとも言います。
Tough cookieのネガティブなニュアンス:「手ごわい人」
タフがネガティブな方向になると、タフさゆえに扱いにくいというニュアンスになります。
例文1
You gotta be really prepared. I hear that the interviewer is a real tough cookie.
きちんと準備していかないとね。その面接官はかなり手ごわいらしいよ。
例文2
He is a tough cookie, but I can handle him.
彼は扱いにくい人だけど、私は大丈夫。

同じtough cookieでも、褒め言葉になるか「手ごわい、扱いにくい」になるかは文脈次第というのが面白いですよね。トーンや前後の話で判断する必要がありそうです。
Cookieを使った英語表現2: smart cookie
smart cookieとは
smart cookie:
a clever person who makes good decisions (Cambridge Dictionary)
someone who is clever and successful, and knows how to get what they want (Longman Dictionary)
「良い判断ができ、賢くてできる人で、自分で物事の進め方をわかっている人」
という意味で、よく「頭が切れる人」や「知的で賢い人」と訳されます。
例文1
No wonder James got promoted at this young age. He’s such a smart cookie.
ジェームズがこの若さで昇格しても不思議じゃないよね。彼は頭が切れる人だもん。
例文2
He’s a bit shy, but he’s a real smart cookie. You can ask him anything about programming.
彼は少しシャイだけど本当に賢い人だよ。プログラミングのことなら彼に何でも聞ける。
ニュースでの使用例:トランプ氏の発言
余談になりますが、過去に当時のアメリカ大統領トランプ氏が、北朝鮮の最高指導者の金正恩氏を“smart cookie”と表現したことが話題となりました。
テレビ番組でのインタビューでの発言ですが、
北朝鮮がミサイル発射を続けている状況を踏まえて、トランプ氏は、
金氏が気が狂っているという人もいるが、金氏は26、27歳くらいの若さで父から政権を受け継が、周囲の年上の人たちとも渡り歩きながら自分の力を維持しているなんて頭が切れる人だ(“He is a pretty smart cookie.”)と言いました。
そしてトランプ氏はその直後に、「しかし、我々としては北朝鮮のミサイル発射については決して見過ごせない」と北朝鮮のミサイル発射に対する非難をしています。
本音かどうかはわかりませんが、トランプ氏が金氏をどう評価しているのか、という点がメディアでも注目となった発言でした(BBC Newsより)。
まとめ
tough cookieは「タフな人」、smart cookieは「頭が切れる人」を表す英語表現です。tough cookieはポジティブ・ネガティブ両方のニュアンスで使われることがあるので、文脈を意識しながら使う必要がありますが、smart cookieは基本的にポジティブな意味でのみ使われます。それぞれのニュアンスの違いを意識しながら使ってみてください。



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