イベントやパーティーに「ぜひ来てね!」と誘いたいとき、Please come!でももちろんOKですが、ネイティブらしくカジュアルな表現を使えるとかっこいいですよね。今日紹介するネイティブ英語表現はBe there or be square.です。
Squareには「四角(特に正方形)」という意味がありますが、他にも意味があります。
square:
a boring person who does not like new and exciting ideas(Cambridge Dictionary)
「(新しく刺激的な考えを好まない)退屈な人」
つまり、Be there or be square.とは、そこにいてね(来てね)、じゃないとつまらない人だよ。と冗談交じりに言う表現であり、カジュアルに「ぜひ来てね」という時に使われます。最近では、イベント告知の動画で、最後にBe there or be square!と言っていて、カジュアルな感じの広告を見たことがあります。
squareの語源:1950年代のジャズ文化から
このsquareという使い方は、1940〜50年代のアメリカのジャズシーンが由来と言われています。当時、ジャズの即興的でオフビートなノリを理解できない、楽しめない人のことを「四角四面でつまらない人」という意味でsquareと呼ぶようになったそうです。四角い図形の角張ったイメージが、型にはまった堅苦しさを連想させたのかもしれません。

即興が命のジャズを楽しめない人を「四角い(=型にはまった)人」と呼ぶの、なんだか的を射た表現ですよね。今でも「ノリが悪い人」というニュアンスで通じるのが面白いです。
Be there or be square.という表現自体も、この頃に広まったと言われています。「来ないと、その場のノリを理解できないつまらない人になっちゃうよ」というジャズ文化特有の空気感が、フレーズの土台になっているんですね。
squareを使った他の表現
「退屈な人」という意味でのsquareはこの表現以外にも使えますので、覚えておくと便利だと思います。
【例文1】
A:How was the first date with that guy you found on that app?
B:Hmmm…, it was all right. He’s a bit of a square.
A:あのアプリで会ったあの男の人との初デート、どうだった?
B:うーん、まぁまぁかな。ちょっと退屈な人だったよ。
【例文2】
Don’t be square! It’s good to have a bit of humour in business too!
つまらないこと言わないでよ!ビジネスにもちょっとくらいユーモアがあってもいいでしょ!
*”humour”はオーストラリア/イギリス式の綴り(アメリカ式は”humor”)です。
squareの動詞的な使い方として、Don’t be a square.やDon’t be so square.のように言うこともでき、「そんな堅いこと言わないで」「ノリが悪いなあ」というニュアンスで使われます。
【例文3】
Come on, don’t be so square. Just one drink won’t hurt.
もう、そんなに堅いこと言わないでよ。一杯くらい大丈夫だって。
フォーマルな場面ならRSVP
Be there or be square.はあくまでカジュアルな誘い文句なので、結婚式やビジネスイベントなどフォーマルな招待状では使われません。そういった場面でよく見かけるのがRSVPです。
RSVPはフランス語のrépondez s’il vous plaît(レポンデ・シルヴプレ)の略で、直訳すると「(あなたが良ければ)返信してください」、つまり「参加可否をお知らせください」という意味です。19世紀ごろから英語の招待状で使われるようになり、今では結婚式の招待状からビジネスイベントの案内まで幅広く使われています。
RSVPは名詞としても動詞としても使われます。動詞として使うときはRSVP to the event「そのイベントに出欠の返事をする」のように使い、名詞として使うときはsend an RSVP「返事を送る」のように使います。

RSVPはフランス語由来なのに、実はフランスでは今あまり使われていないそうです。英語圏の招待状文化として定着した表現なんですね。
【例文1】
Please RSVP by Friday, March 3rd so we can finalize the catering numbers.
ケータリングの人数を確定するため、3月3日(金)までにご出欠のご連絡をお願いいたします。
【例文2】
We haven’t received her RSVP yet, so we’re not sure if she’s coming.
彼女からまだ返事をもらっていないので、来るかどうかわからない。
*(1つ目の例文は動詞、2つ目の例文は名詞としての使い方です)
まとめ
Be there or be square.は「ぜひ来てね、じゃないとつまらない人だよ」という意味のカジュアルな誘い文句です。
友人同士の気軽な誘いにはぴったりですが、結婚式やビジネスイベントなどフォーマルな場面では、代わりにRSVP(名詞・動詞どちらでも使用可)を使うのが自然です。
カジュアルとフォーマル、場面に応じて使い分けられると、招待の表現にも幅が出ますね。



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