The proof is in the pudding.
直訳すると「証拠はプリンの中だ」となり、なんとなく面白い響きの英語表現です。
意味を英英辞書で調べてみると、
The proof is in the pudding.:
(said to mean that) you can only judge the quality of something after you have tried, used, or experienced it(Cambridge Dictionary)
「物事の良しあしは、試したり使ったり、経験した後でないと判断できない(という意味で使われる)」ということなので、
日本語ではよく「論より証拠」「やってみないとわからない」と訳されています。
語源は諸説ありますが、一つを紹介すると、
このイディオムに出てくるPuddingは、日本人が知っているデザートのプリンではなく昔のイギリスのPudding を指し、大きなソーセージのような、袋にお肉やオートミールなどを詰めて煮た料理のことだそうです。そして、この料理がきちんと火が通っていて言い出来上がりかどうかは、実際に食べてみないとわからない、というところからこのイディオムが来ているそうです。(Dictionary.com参照)
この表現はもともとは
The proof of the pudding is in the eating.
が全文ですが、is in the eatingを省略して、The proof is in the pudding.だけで使われることが多いです。
この全文を訳してみると
証拠はプリンの中に食べている最中に見つかるのだ。
となるので全文を見たほうが意味がしっくりくる気がしますね。
【例文】
A: I’m not convinced this new marketing strategy will work.
B: Give it a shot. Sometimes the proof is in the pudding, and you’ll be surprised.
A:このマーケティング戦略が上手くいくとは思えないんだよね。
B:試してみなよ。やってみないとわからないけど(やってみて)びっくりってこともあるでしょ。
A: I’m not sure if this training course is worth the money.
B: I was in the same boat, but the skills I gained were invaluable. Trust me, the proof is in the pudding.
A:このトレーニングコースはコース費用ほどの価値があるのかわからないよ。
B:私も同じだったんだけど、得られたスキルは価値があったよ。大丈夫、やってみたらわかるよ。 *be on the same boat「同じ状況である」
Don’t judge a book by its cover. At least you should try. The proof is in the pudding!
見た目で判断したらだめだよ。せめて一度やってみないと。論より証拠!
*judge a book by its cover「(本をカバーだけで判断する)⇒見た目で判断する」
コメント