ネイティブ英語#31:fire drill「避難訓練」以外の意外な意味【英語表現】

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fire drillと言えば「避難訓練」という意味が真っ先に浮かぶと思いますが、主にビジネスで使われる別の意味があるのを知っていましたか?

(drillには反復練習や訓練といった意味があります。漢字を反復練習するための漢字ドリルなどからも理解しやすいですね。)

 

先日、上司からいきなりメールが来て

Sorry for the fire drill. Can you send me a list of stock on hand as of last Friday?

と来て「どういう意味???」となりました。

 

英英辞典で意味を調べようと思ったのですが、いつもよく使うCambridge DictionaryやLongman Dictionaryには載っていませんでしたが、新しい若者言葉やスラングがたくさん載っているUrban Dictionaryで見つけることができました。

 

fire drill:
A Fire Drill is an exercise in futility. This occurs when a meaningless task is performed with no real valuable output. In short it is a big waste of time. (Urban Dictionary)

 

つまり、fire drillは避難訓練という意味以外にも、ビジネスの場面で使われるスラングとして、「時間の無駄」「不必要な仕事」という意味があるそうです。

 

避難訓練は、訓練しても実際に避難をすることはほとんどないから時間の無駄、という考えから来たのでしょうか…。

上で紹介した上司からのメールは、

Sorry for the fire drill. Can you send me a list of stock on hand as of last Friday?

(無駄な仕事を頼んでごめんね。先週金曜時点での在庫リスト送ってくれない?)

となります。

無駄な仕事なら頼まないでよ、と言いたくなりそうですが、上司なりの謙遜した言い回しだったんだろうと思います。

 

【例文1】
This meeting feels like a fire drill. We’re just going over the same things we covered last time.
 この会議は時間の無駄だと思うよ。前回話したことと同じことを繰り返してるだけだし。
 

【例文2】
These procedure updates feel like a fire drill. We already had a functional system in place.
 このプロセスのアップデートは時間の無駄だね。既に機能してるシステムがあったのに。

 

頻繁に使われている表現ではなさそうですが、意味を知っているといざという時に役立つかもしれません。

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