【スラング】Give me a shout.「叫ぶ」以外のshoutの意味4つ

young blonde woman, giving a big shout out ビジネス英語

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Shoutには「叫ぶ」という意味がありますが、他にも知らないとわからないようなイディオムでの使われ方もあります。

早速紹介していきましょう!

「叫ぶ」だけじゃない、shoutの意外な意味と使い方

Give me a shout.

Give me a shout!とはどんな意味でしょうか?

shoutする(叫ぶ)ことは日常ではあまりないかもしれませんが、
このGive me a shoutは、仕事でも日常でも非常によく使われる便利な表現です。

 

Give me a shout.は「声をかけてね」「知らせてね」という意味で、何か質問があったり困ったことがあったりしたら声をかけてね、という時に使われます。

 

他には、何か準備ができたら教えてほしいときにも使え、Let me knowと言い換えることができます

【例文】
Give me a shout if you get stuck. 
 (仕事のタスクなどで)行き詰ったら声をかけてね

You can give me a shout anytime you need help. 
 助けが必要ならいつでも声をかけてね

Juet give me a shout when you are ready. 
 準備ができたら教えてね

 

 

shout-out to someone

この前、会社の四半期のビジネスレビュー(Quarterly Business Review, QBR)がありました。

そこで、プレゼンターが、前四半期に終わった大きなプロジェクトを紹介し、

Big shout out to the team, who worked so hard to put multiple stakeholders together to make this presentation a huge success!

と言っているのを聞いて、このフレーズに出会いました。

 

英英辞典で調べてみると、

a quick public expression of thanks, admiration, etc. (Longman Dictionary

an occasion when someone mentions a person or thing in order to thank them or praise them (Cambridge Dictionary

とあります。

shout-out to ~とは、「~に感謝!」と誰かへの感謝や賞賛を表す表現で、よくスピーチなどで使われます。

口語的な表現なので、メールや手紙の感謝状では使われません。

 

最初に紹介した文章は、

Big shout out to the team, who worked so hard to put multiple stakeholders together to make this presentation a huge success!

「いろんな関係者をまとめ上げてこのプロジェクトを大成功に導いてくれたチームに大きな感謝!」

と言う意味になります。

プレゼンターがこう言って、オーディエンスが拍手している様子が想像できますね。

 

It’s my shout!

他のshoutを使った表現はIt’s my shout!

仕事の後で同僚と飲みに行くときなどに使えそうな表現です。

【例文】Pub(パブ)にて
What do you wanna drink? You paid for dinner, so this is my shout!

 

文脈でなんとなく想像できたでしょうか?

It’s my shout.は「私のおごりです」という意味です。

パブ内は音楽や話声でにぎわっていて、バーテンダーに聞こえるように注文をするには大きな声で叫ぶ(=shout)必要があったことから来ていると言われています。

また、この表現はイギリス、オーストラリア、ニュージーランドで主に使われています。

パブだけでなく、ご飯に誘うときにも使われますが、特にお酒を飲むときに耳にします。

Grab a drink? It’s my shout today 😉
一杯やらない?今日はおごるよ

 

みかん
みかん

上の例文のshoutは名詞ですが、下記のように動詞として使うこともできます。

I’ll shout you a drink. 一杯おごるよ

 

ちなみにオーストラリアでは、数名でパブに行くときは、個人がそれぞれのお酒を買ったり一括で誰かが払ってあとで清算したりするというのではなく、代表1人がメンバー全員のお酒を払い、2杯目は別の人が全員分を払う、というような払い方をすることがあります。

それぞれの注文するお酒の値段が異なっても多少の金額の差くらい気にしないところが楽でいいですよね。

It’s my shout.以外にも「おごるよ」の色々な言い方があります↓

  • It’s on me.
  • (It’s) my treat.
  • I’ll get it. / I got it. *お会計のタイミングで。itは伝票(bill)を指す。

  

 

shout from the rooftops

rooftopsは「屋上」という意味で、

文字通りの意味だと「屋上から叫ぶ」ですが、屋上から何かを大声で叫ぶようなイメージで、

「(ニュースなど)を大々的に公表する、みんなに言って周る」という意味があります。

shot something from the rooftops:
to say something publicly (Cambridge Dictionary)

to tell everyone about something because you want everyone to know about it (Longman Dictionary)

 

2つ目の”because you want everyone to know about it”というところからわかるように、ただ何かを発表する、というよりは「聞いてほしい、知ってほしい」という気持ちを込めて大々的に公表する、というニュアンスがあります。

 

文脈や分野は基本的には何でもOKで、

The union is planning a demonstration to shout from the rooftops that they deserve better rights.
組合は、自分たちがもっと権利を享受すべきだと声を上げるためにデモを企てている。

というお堅い政治的なトピックにも使えますが、カジュアルな会話でも使えます。

 

例文を調べていると、

We all know Ming is in love with JiYuen, he’s been shouting it from the rooftops!(The English We Speak | BBC Learning English

MingがJiYuenのことを好きなのはみんな知っているよ。彼はみんなに公表しているからね!

I’m so in love I want to shout your name from the rooftops.(Cambridge Dictionary
君の名を大声で叫びたいほど君に恋しているよ。

のように恋愛のトピックでもよく使われるようです。

みかん
みかん

まさに学校の屋上から告白する、昔のバラエティ番組みたいな感じでしょうか。。。

 

 

以上、「叫ぶ」だけではないshoutの使い方を4つ紹介しました。

どこかで聞いたときに「あ、わかる!」となれば嬉しいです。

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