「その場のノリで」って英語で何というでしょうか?
日本語で「その場のノリで」と言っても、その場の流れで、という意味やぶっつけ本番で、というように、場面によって微妙に意味が異なりますよね。
ここでは「その場のノリで」という意味の英語表現を5つ、使い分けと例文も合わせて紹介します。
この記事でわかること(一覧)
| 表現 | ニュアンス |
| play it by ear | 事前の計画なしで、その場の成り行きで |
| wing it | ぶっつけ本番でやる、アドリブでやる |
| improvise | 即興で(~を)行う、作り上げる |
| off the cuff | 即興で、ぶっつけ本番で(発言・スピーチ) |
| on the spot | その場で、直ちに(決断・行動) |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「その場のノリで」という意味の英語表現5つ
play it by ear:事前の計画なしで、その場の成り行きで
play it by earの意味は、
play it by ear:
to decide how to deal with a situation as it develops, rather than acting according to plans made earlier(Cambridge Dictionary)
とあり、これこそ「お店どこにする?」のような状況で「その場のノリで・成り行きで・雰囲気で」(決めよう・進めよう)として使える表現です。
例文1
We haven’t decided where to eat yet. Let’s just play it by ear once we get there.
まだどこで食べるか決めてないけど、到いてから成り行きで決めよう。
wing it:ぶっつけ本場でやる、アドリブでやる
Wing itとは
wing it:
to perform or speak without having prepared what you are going to do or say(Cambridge Dictionary)
のことで、いわゆる「ぶっつけ本番でやる」「アドリブでやる」という意味です。Ad-lib(アドリブ)という英語もありますが、あまり使われないようですし、そういえば一度も聞いたことがない気がします。

日本語の「アドリブ」はad-libから来ているのに、英語では意外とwing itやimproviseの方がよく使われるんですね。カタカナ語のイメージだけで通じると思っていると、ちょっと驚きます。
例文1
I didn’t have time to prep much for the presentation, so I just had to wing it.
プレゼンの準備する時間があまりなかったからその場のノリでしのぐしかなかった。
improvise:即興で(~を)行う、作り上げる
improvise(/ˈɪm.prə.vaɪz/ インプロヴァイズ ※アクセントは頭の”i”)とは、
to invent or make something, such as a speech or a device, at the time when it is needed without already having planned it(Cambridge Dictionary)
という意味で、「その場のノリで」と訳されますが、「即興で何かを作り上げる」という意味です。スピーチや音楽、何かの道具など、ちゃちゃっと即興で作ってしまうことを言います。「即席の~」は improvised ~と言います。
wing itと近いですが、improviseは後に動詞がきて、「何かを作り上げる」というところにフォーカスがあります。
例文1
I didn’t expect that I’d be asked to give some speech at the party, so I just improvised.
そのパーティーでスピーチを求められるなんて思ってなかったから即興で話したよ。
例文2
He improvised a container out of cardboard.
彼はダンボールで即席の箱を作った。
例文3
The actor is good at improvising.
その俳優はアドリブが上手い。
off the cuff:即興で、ぶっつけ本番で
Off the cuffとは
off the cuff:
If you speak off the cuff, you say something without having prepared or thought about your words first(Cambridge Dictionary)
特に発言やスピーチ、演技を即興でするときに使われます。
Improviseと同様に使えますが、improviseは動詞なのに対し、off the cuffは副詞です。Off-the-cuffとハイフンでつなげば形容詞として使うこともできます。
Cuffとは服の袖口のことを言いますが、俳優や政治家が袖口にセリフをメモして(暗記して練習するのではなく即興で)演技・スピーチをしたことが語源と言われています。
例文1
I was asked an unexpected question at the interview, so I just gave a short answer off the cuff.
面接で想定外の質問をされたから、とっさに短い答えを言った。
例文2
I shouldn’t have made such an off-the-cuff comment. I must have looked so dumb.
あんなとっさの発言をするんじゃなかった。絶対頭悪いと思われたわ。
on the spot:その場で、直ちに
On the spotとは
on the spot:
if you do something on the spot, you do it immediately, often without thinking about it very carefully(Longman Dictionary)
となり、do ~ on the spotで「~をその場でする」という意味になります。Decideやmake decisionとよく合わせて使われ、深く考えずにその場で決断・行動してしまう、というようなときによく使われます。
例文1
I don’t wanna make a decision on the spot. I need to do more research before I give you an answer.
その場ですぐに決めたくないよ。答えを出す前にもっとリサーチしなければ。
例文2
I got so pissed with my boss and I almost quit on the spot.
上司に本当にムカついてその場で仕事を辞めそうになった。
まとめ
「その場のノリで」何かをすることを表す英語表現を5つ紹介しました。それぞれ細かなニュアンスと使い方が異なるので、違いがきちんと伝わっていたら嬉しいです。



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